FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

YODEL
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福岡発の同人誌、「YODEL」が配本になりました。福岡県大橋にあるライフスタイルショップ「organ」の武末さんが編集発行人となり、毎号武末さんのお題のものと、福岡の仲間たちが一同に介してコラムを執筆しています。
ビジュアル中心のフリーマガジンというよりも、テキストの中心の硬派な内容でありながら、どれもさらっと読むことができ、かつ執筆者の個性がにじみ出ている読みごたえのある同人誌になっています。
表紙のタイトル文字が今号から大文字のYODELから、小文字混じりのYodelへ。デザインは創刊号から引き続き建築家でデザイナーの野見山総一郎さんです。
毎号、福岡カルチャーの中心人物のみなさんという執筆陣と、ゲストを迎えての誌面構成となっており、今号のゲストはgrafの服部滋樹さんと、僕のようです。
福岡からは僕の盟友泉哲雄さん、武末朋子さん、野見山総一郎さん、ペトロルブルの小出さん、東京か2号に引き続きフラクタスの成田さんも参加しています。
肝心の今号のテーマは「家」。そして”家をつくるならば"という副題が表紙に記されています。

僕は家をテーマに、都市、そして建築、デザインについて横断的に、そして私的に、「家についての都市的な考察」というテキストを寄稿させていただきました。「都市は家の集合でできている」、そんな内容です。
そして今回、僕の地元浅草在住のフォトグラファー清水謙さんとコラボさせていただきました。清水さんは先日のHODCでも公式フォトグラファーとして活躍の若干20代の若手フォトグラファーです。今回の清水さんの写真は彼の代表作でもあるシリーズ「code tokyo」のなかの作品です。素晴らしい写真と、素晴らしいテキ...。是非ご覧になってみてください。

「YODEL」はorganと福岡のいくつかのショップorカフェ、そして東京では下町のいくつかのお店と、渋谷、恵比寿のいくつかのインテリアショップで入手可能かと思います。僕の手元にも現在5部ほどありますので、ぜひに、という方いらっしゃいましたら先着5名の方に配送可能ですのでメールにてご相談ください。


< YODEL 3 >
発行:organ / 福岡市南区大橋1-14-5 TAKEビル4F

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VORMGEVING* 2-2
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この本には現代オランダ建築を代表する建築家グループ、MVRDVのヴィニー・マースのインタビューも収録されている。そこで語られる彼らによるアルメーラ地区開発計画に話は壮大かつ、現代のオランダの国土計画が、ヨーロッパにおける最先端の都市モデルを示すものとしての問題意識が極めて高いものであることが分かる。アルメーラとはアムステルダムから電車で20分の場所に位置する、アムステルダムのベッドタウンとして近年OMAによる市街地再開発計画が行われた新しい街だ。この計画には日本からも招待建築家としてアトリエワン、そしてこの本にコラムを寄稿していただいた建築家の吉村靖孝氏も参加している。
そこにみるオランダ人の土地を切り拓き、「更新」していく気運は、DUTCH DESIGN本のなかでこの本のスーパーバイーザーの1人でもある建築家の藤村龍至氏が言及しているように、オランダという郊外=「場所なき場所」に時代を超えて受け継がれた、オランダ国民自らその場所を構築するモチベーションたりえているのだろう。

振り返ってみれば僕がこのブログを書きはじめたきっかけのひとつに、オランダのデザインを記述してみたい、という思いがあった。
10年ほど前、初めてみたドローグデザインにはこれまで僕がデザインの名の下に好きで見てきたものの、さまざまな要素がミックスされていた。
シンプルなものの機能的な良さや、芸術作品のような美しいと思えるフォルム、そのものに込められたストーリーや、モノがもつ社会的な役割など。
ひとつのモノのなかにそれが作られるまでの、ヒストリーや、リサーチのプロセスが見事なまでに可視化されている。
自身の活動を出版やプロセス開示によって、実現、不実現に関わらず自らフォローするダッチデザイナーたちのやり方は、ブログやトーク、ZINEといったローカルなメディアと、既存のポピュラーでグローバルな大手メディアを舞台にテキストや言葉を発表する、ライターや編集者像を目指す今の僕自身のあり方にも繋がっているような気がした。

この本のタイトルにある「VORMGEVING」とはオランダの古い言葉で、英語でいうところの「FORM GIVING」かたちを与える、という意味だ。現代におては広い意味でわれわれがよく見知った「デザイン」という言葉に置き換えることも可能だろう。
そんなオランダデザインと出会い、僕はデザインを書くことで、デザイナーと社会を繋げる存在になりたいと思うようになった気がする。
デザイナーとは、ある意味では、誰よりもすぐれた芸術家である必要があるけれど、芸術家とは違う方法で、もっと広く社会に役立つ存在であって欲しいといま僕は考えている。ひいてはそれが、書くことを仕事としている自分を社会に接続する方法になるのではないだろうか。そんなことまで考えている。
今回上梓された「DUTCH DESIGN」は僕にとってもこれまでの活動の集大成といってもいいものだ。それをこのブログを通じて出会い、そして時に活動をともにするようになった友人である木戸氏の仕事に関わることで実を結ぶことができた幸運に心から感謝したい。この本は僕に、書くこと、伝えることの原点を再び気づかせてくれたように思う。




「DUTCH DESIGN オランダデザイン 跳躍するコンセプチュアルな思考と手法」
 EDITORS AND AUTHOR 
 MASASHI KIDO
 パイ・インターナショナル
 お問い合わせ:ピエ・ブックス
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VORMGEVING* ダッチデザインの跳躍的思考 2-1
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1年近くかけて微力ながらお手伝いさせていただいてきたオランダデザイン本、「DUTCH DESIGN オランダデザイン 跳躍するコンセプチュアルな思考と手法」がついに発売になった。
オランダのデザインは、このブログを通じて5年以上かけて個人的にも考えてきたテーマだ。その間、ブログ開設当初から追いかけてきたかいもあって、友人たちの助けにより、ブログでもたびたび紹介してきたオランダのデザイナーたち、ヘラ・ヨンゲリウスやデマーカスファン、マーティン・バースや、クリスティン・メンデルツマ、ウィキ・ソマーズ、マルセル・ワンダースらに日本にいながらにして、出会い、インタビューさせていただく機会をえ、オランダデザインに関する記事を雑誌などに発表する機会もわずかながらも得ることができた。
僕とこのオランダ本のなかで紹介されているコンテンポラリーダッチデザインとの出会いは、10年以上も前にさかのぼる。それはかつてオランダに長年住んでいた友人との出会いがひとつのきっかけになっている。
その友人から、オランダの人々は誰もがデザイナーであるといってもいいくらい、自分たちの暮らしを美しく、豊かにしていくことに敏感だ、と聞いたことがある。その当時ちょうどドローグが日本でも注目を集め始めていた頃だ。彼が言うには、アムステルダムの人はドローグなんて高くてあまり買わない、彼らは中古の家具を安く買うなど、既存にあるものをうまくリユースしながら日常の暮らしを豊かに楽しんでいる。
かくいう彼も、オランダじこみのジャンクでカラフル、一見キッチュに見えるユニークな雑貨を、楽しげにコーディネートしながら、誰よりもオシャレなカフェを営んでいた。
そんな、誰もがそれを、デザインとは思わずに、僕らからみれば「デザイン」といえるようなことを当たり前に日常の暮らしの中で楽しんでいるオランダの人びと。
それはいいかえれば、デザイナーも日常の暮らしを楽しむすべにたけた、1人のオランダ人だともいうことができるのだろう。

この本に収録されたデザイナー、ワダケンジさんのエッセイにもあるが、オランダの国技はデザインといわれるくらい、その国民性には広く当たり前にデザインという概念が浸透している。そのことはこの本のための打合わせ中にワダさんから聞いた、オランダの人々の暮らしぶりにも垣間見ることができる風景だ。
そこには、誰もが互いに共有すべき、社会共有資本としてのデザインというスタイルがあるように、デザインという言葉にいまだに振り回されている日本人である僕にはみえた。

このDUTCH DESIGN本の中から印象的なテキストをいくつか例に考えてみよう。
デザイナーの原研哉氏が建築家の西沢立衛氏との対談のなかで、100個の電球を束ねたドローグのランプを引き合いにだし、シンプルな発想で極端なモノの良さが生まれるオランダデザインの側面を見事に言い当てているが、まさに僕もその通りだと思う。
また、オランダにはオランダの国はオランダ人がつくった、という言葉があるように、その国民性にはすべての面においてフロンティアスピリットが溢れていると言われている。つねに水を汲み上げ、干拓をして、自ら作り上げたその土地を守るため、大波に備えるために護岸を整備し続けなければならない。この国土維持のための「ポルダーモデル」といわれるこの国独自の建国のスタイルは、オランダの大地にあって、古代から綿々と受け継がれてきた国民性のようなものだろう。


「DUTCH DESIGN オランダデザイン 跳躍するコンセプチュアルな思考と手法」
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 MASASHI KIDO
 パイ・インターナショナル
 お問い合わせ:ピエ・ブックス
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第1回HODC開催の御礼を中心に個人的な気づきなどのmemo.2
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シンポジウムのセッションで述べたことだが、今回のシャレットの特徴をいくつかあげると、コンペのように各提案のなかから1位を選ぶものではない(作品の優劣を競うものでない)ということがひとつ。そしてもうひとつが、建築家をリーダーとして建築系学生数名がグループを組み、連名でひとつの作品を時間内につくりあげるということ。これに加えて専門家がひとつの場所に集まり、同じ目的にむかって公開(場合によっては非公開)で短期間でなにかしらの成果を上げるという、シャレット形式の醍醐味があるように思う。

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オリンピックを都市改造の契機とする案は、先の藤村さんチーム以外にアラキ+ササキアーキテクツが提案した。オリンピックを契機に、障害者と健常者が区別されることなく社会生活をともにすごすことが出来る都市、ノーマライズドシティヒロシマを提案。それが国家ではなく民間資本が中心となって実現した世界を、ピクトグラムや現在の広島の都市の姿に重ねあわせて描いてみせた。それを広島でのオリンピックとパラリンピックを同時開催を視野に入れつつ、すべての人が暮らしやすい世界一の社会福祉都市、優しい街づくりを実現するオリンピック後の広島の姿をイメージした。
開発都市/観戦都市として広島の既存の建物や地域を例に、「非日常的、日常的、超日常的」なオリンピックの風景を描いたのメジロスタジオチーム。広島でも例外なく郊外化した郊外のロードサイドの味気ない風景や、既存の建物の床を抜くなど、オリンピックを観ることに特化した提案は、オリンピックをきっかけに新しくつくることなく、いまあるものから新しいものを生み出す手法そのものが新しい価値の創出に繋がっていることを示していたように思う。

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オリンピックの研究家としても知られるHODC実行委員メンバーで建築家の白井宏昌さんが率いるH2Rアーキテクツは、シャドウオリンピックをマニフェストに掲げ、陽(サン)と陰(シャドウ)のオリンピックを提案。8万人と言われる現状のメインスタジアムのオリンピックスタンダードに対し、テンポラリーで席数をただ確保するのではなく、世界中でTVモニターを通じバーチャルにオリンピックを体験することの出来る現在のオリンピックを踏まえ、オリンピックを観る、体験するということの発想転換の必要性を問題提議した。
具体的には競技施設でのオリンピック体験を陽、バーチャルを陰、その陰の部分を積極的にデザインする方法もあるのではないかと提言。陰の部分としてバーチャルオリンピックを、市街地のなかの街路や広場や、ビルの壁面、鳥居、駅のプラットフォームなどに競技中の映像を投影。バーチャルの見え方にも工夫をこらした。リアルとバーチャルという囲いを取払い、日常生活、街中にオリンピックの賑わいを導入する考えだ。
政治や経済という側面以外にあまりリアリティを感じられなくなった現代オリンピックに、開催地での体感をともなった実感を想像させる。テレビモニターさえあれば、どの国、どの街にいてもオリンピックを「体感」できる現代社会を超現実的に、だがリアリティを込めて描いてみせたところはさすがだ。
メジロスタジオチームもオリンピックをみることに特化した2020年ヒロシマオリンピック像のビジョンを示した。既存の建物をリニューアルしつつオリンピック開催都市を観戦都市としても充実させることで、オリンピック後の都市の一体感も感じさせる提案だった。

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Hiroshima 2020 Design Charrette | permalink | comments(0) | -
第1回HODC開催の御礼を中心に個人的な気づきなどのmemo.1
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Hiroshima 2020 Design Charretteの第一回イベントとなる、公開シャレット、そしてシンポジウムが6月6日広島市まちづくり市民交流プラザにて行われました。
シャレット提案者の皆様、ならびにシャレット参加者の皆さん、お忙しい中ゲストとしてお越しいただいた古谷誠章先生、岡河貢先生、ボランティアスタッフとして多大なるご協力いただいた皆様、御協賛いただいた企業・個人の皆様にはこの場をお借りしてあらためまして心より御礼を申し上げます。どうもありがとうございました。
そして当日シャレット会場にお越しいただいた広島市民の皆様、そして全国からこのためにお集りいただいた親愛なる友人の皆さん、どうもありがとうございました。

皆様においては6月6日の興奮の余韻を胸にいだきながら、それぞれの自分たちの街に戻り、広島、2020年、オリンピック、建築、デザインについてのあらたな思いに胸を熱くされていることかと思います。当日の運営においては個人的には司会の役割、進行などの点でいたらないところも多々ありました。今回の経験をうけ次回以降の運営に良いかたちで反映させていければと考えておりますので今後ともご指導のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。
イベントへのご意見ご感想などは本ブログのコメント欄やメールなどでも構いませんので御教授いただけましたら以降のHODCの運営、そして個人的には実行委員メンバーとしての役割と方向性に良いかたちで反映させていただきたいと思っています。
なお,当日の模様はTwitterのハッシュタグ、#hodcもしくは#HODCのなかに、当日HODCに参加していただいた皆さん、興味をもっていただいた皆さんのリアルタイムでの発言としてまとめられておりますのでご活用いただければ幸いです。

今後イベントの詳細やレビューなどは、8月に広島・東京で開催予定のエキシビションと同時に発行予定のフリーペーパーや、こちらのHODC公式ブログ、HODC実行委員メンバーの個人ブログなどで発表させていただく予定でありますのでこちらもご期待ください。
スタッフや観覧で当日ご参加いただいた皆様で、ブログで感想を書いたよ、という方がいらっしゃいましたら、コメント欄などでご連絡いただけましたら嬉しく思います。
模型や提案資料を作成している各提案者の皆様方のテーブルをまわりながら、ありきたりな言葉になりますが本当に感動しました。日本中からここに集まっていただいた提案者の建築家の皆さんや、シャレット参加者の学生さんが、2020年、広島、オリンピック、都市、建築、デザインをキーワードに、それぞれのテーブルで議論、そして頭をフルにはたらかせ、手を動かしながら考えている姿は胸を打つものがありました。

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以下は、HODC実行委員メンバーとしての個人的な感想や印象になりますが、シャレット参加者の皆さんのその心意気にただ感動するだけではなく、自分も参加者の一人として、皆さんに気づきやきっかけを与えることの出来る存在であったかと考えています。
今回もシンポジウムの司会進行役ををつとめさせていただきましたが、時間配分や進行の面での不徹底により、議論の時間を充実させることが出来なかった。これまでプレイベントで積み重ねてきた2020年の広島のビジョンや、そこでのオリンピックの役割などのビジョンを、今回の議論では展開することが出来なかったことなど、個人的な未消化とも反省点ともいえることがありました。
市民参加中心のプレイベントでは、「2020年」、「オリンピック」、そこでの「暮らし」というテーマでHODCの方向性を示すことはできても、議論を建築内に限れば、今回のように広島を舞台にした地方都市における建築が示すビジョンや、建築が果たす役割、そしてそれを実現するための建築家としての個々の方法論を議論を通じて導くことは難しいことを実感した。

個人的にはこれまで広島・東京で繰り返しおこなってきたプレイベントでやってきたような議論を、今回シャレットでご提案いただいた2020年ヒロシマオリンピックの具体的なビジョンに接続し、そこで示された建築のビジョンが2020年の私たちの暮らしや、広島の過去にどう繋がっていくのかをHODCとして議論していきたい、という希望があった。
そんな議論に接続していくことがあの場所では必要であったのかはおいておいて、そこら辺の考えを建築家の皆さんに伺ってみたい、と考えていました。
それはさておき、今回のシャレットでの各チームの提案は、短時間で構想されたにも関わらず、広島の固有性とオリンピックの特殊性に正面から向き合った素晴らしいものばかりであった。5時間というあらかじめ限られた時間設定と、そこで何をするのかという前提が明確にあるから極めて具体性の高い作品が生まれる。

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藤村さんチームの案はオリンピック開催を契機に広島の街そのものを再編しようというHIROSHIMA2.0を提案し、超高密度小型地方都市モデルをスタディした。オリンピックというものを通して考える国土計画の問題、地方都市の新しい都市モデル、オリンピックを通じてどのような広島像を描けるかを模索。ヘクタールあたり1000人くらいの完結型のコミュニティ、超高密度都市を作ることで都市が現状抱えるさまざまな問題が解決できると仮説をたて、市街地拡大、肥大化してしまった都市が抱えるさまざまな問題を解決する手段としての、超高密度なハイパーコンパクトビレッジという広島市の未来像を描いた。
オリンピック後に何を残すのか、日本列島改造を視野にいれた「愛と力」の提案によってオリンピック開催を契機に広島という都市の構造転換をはかる。
伊藤暁さんチームの286本の都市軸を市民全員で作り、オリンピックでベネフィットを実現するための広島がもつ歴史と、都市の体験を踏まえた上でのアイデンティティの創出という案。いっけん、荒唐無稽な286本の軸という案も、市民自体がオリンピックを契機に自分たちの街のアイデンティティを自立的にみつけ、そこに何かしらのルールを決めていく建築家が介入していくことで、都市は新しい像をあらわすようになるかもしれないと思った。
広島の都市として被爆の体験を通じ、この街に固有の中心にむかっていく力を目にみえるかたちでデザインし、都市にアイデンティティを埋め込む広島出身の西尾さんチームや、オリンピック終了後に負の遺産を残さない、風船のようなバブルのような構造によるエアーストラクチャーシステムを考案した小川文象さんチームの案もなるほどと思わせた。
成瀬友梨さん猪熊純さんチームのオリンピックをきっかけにした具体的な都市再開発ではななく、デザイナーとして広島の都市の魅力を伝えるための観光化を推進。オリンピックを広島アピールのための舞台にする、世界中の都市にちらばる情報発信のためのオリンピックサテライトの建設を提案した。オリンピック後の広島の発展につながるラディカルな観光開発を実現することで、オリンピックをきっかけにモノを作らなければ、ただのお祭りで終わってしまうという懸念を払拭した。
オリンピックを4年に一度都市の中でおこるphenomenon=現象として位置づけ、まだ名前も付けられていないような、モノの価値が変わる瞬間をオリンピックという現象をきっかけに考えた谷尻誠さんチーム。4年に一度だけ建築が都市のなかで現われる方法として、空気を使った都市の屋根のような建築を提案した。
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6 June 2010 snaps
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Hiroshima 2020 Design Charrette | permalink | comments(0) | -
Hiroshima 2020 Design Charrette
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photo:SHIMIZU KEN

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photo:SHIMIZU KEN

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Hiroshima 2020 Design Charrette | permalink | comments(0) | -
I FINED EVERYTHING.
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建築家の山口誠さんが空間を手がけたショップ&ギャラリー「I FINED EVERYTHING」が恵比寿にオープン。
白の繊細さと、天井裏の丸太の梁がむき出しになった無骨さが同居した山口さんらしい空間デザインだ。


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Hiroshima 2020 Design Charrette !!!
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Hiroshima 2020 Design Charrette 、いよいよ今週末広島市で開催です。

Date : 2010. 6.6 [sun]
9:30〜20:30
広島市まちづくり市民交流プラザ 北棟 ギャラリーA・B
広島県広島市中区袋町6-36

6/6  Time Schedule 
9:30〜15:30  デザインシャレット    ご自由にご覧いただけます(無料)。
16:00〜20:30  シンポジウム     要予約になります(無料)。

Hiroshima 2020 Design Charrette では、15組の提案建築家・デザイナーと、60名以上の公募によるデザインシャレット参加者からなる15組のグループを構成し、2020年の広島、そしてオリンピックに向けた提案を行います。
デザインシャレットは公開で行われ、提案者・参加者と直接対話をしていただくことも可能です。
デザインシャレット開催後、同会場にて対話形式によるシンポジウム(公開・要予約)を2部構成で開催します。

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Hiroshima 2020 Design Charretteは、広島の地で、2020年のヒロシマオリンピック・パラリンピックの可能性と課題を議論するとともに、2020年という10年後の未来における、建築・デザインの可能性をさぐる議論と対話の場でもあります。
それはまた、オリンピックという巨大イベントにリアリティを感じることの出来ない現状に対する、建築・デザインの立場からのオルタナティブな提案と議論の場にもなるかもしれません。
新しい時代と新しい世代による、リアリティのある提案と対話の場所のデザイン。ご期待下さい。
                                          加藤孝司


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