FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

milano salone report 2010 at amagasaka
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5月29日土曜日、名古屋の尼ケ坂でイベントに参加します。タイトルは「ミラノサローネレポート2010@尼ケ坂」。ゲストは今年のミラノサローネで大活躍した建築家の谷尻誠さん、デザイナーの柳原照弘さん。広島、大阪を拠点に活動するお二人がなぜか名古屋の地で、サローネの報告会を開催します。
今回のイベント開催の経緯は、サローネ開催直前の4月上旬、尼ケ坂のオーナー今枝さんにミラノサローネレポートをやろうとTwitter上で相談され、それをうけて、僕の方から以前からの友人である谷尻さん、柳原さんをお誘いしました。

スペシャルゲストも東京からお迎えしています。以前から尼ケ坂にゆかりの深いお二人です。モバイルブランド「iida」のデザインディレクターもつとめるGlyph.代表の柳本浩市さん。BACHとしてブックセレクトのお仕事と、本にまつわるさまざま活動を展開する幅允孝さんです。
強力な出演陣を迎えうつのは尼ケ坂ディレクターの今枝さん。そして僕です。

当日は3時間半にわたって全員が登壇し、ミラノサローネを巡ってトークをする予定です。
前半は谷尻さん、柳原さんお二人の、スライドをつかっての臨場感溢れるサローネ報告。
後半のディスカッションとのあいだには長めのお時間をとって、懇親会を開催します。
ご来場いただいた皆さまには、この懇親会の時間にゲストの皆さんと、尼ケ坂の寛いだ空間の雰囲気のなかでご歓談いただければと思います。

後半は壇上のゲストの皆さんとの議論を会場の皆さまにひらいていきながら、デザインや建築、都市や街について、建設的な意見交換ができればと考えています。

今回御登壇いただくみなさんは、普段東京では何度も遊んだり、真剣に対話をしてきた親しい仲間です。そんな仲間たちが名古屋という街に集合し、デザインや建築について語りあう議論の場を設けます。
ご参加の申し込みはすでに開始しています。ぜひ、遊びにいらしてください。



2010.5.29sat 15:00〜18:30
 事前申し込み ¥2,000 
当日 ¥2,500 (学生¥1,500)
柳原照弘  Isolation unit/
谷尻誠  Suppose Design Office

<スペシャルゲスト>
柳本浩市 Glyph.
幅允孝  BACH

今枝和仁  尼ケ坂店主
加藤孝司  FORM Story of Design

※アフターイベントとして「リアル尼ケ坂 vol.3」 開催!
19:00〜22:00
¥3,500 ワンドリンク&ワンプレート(サローネレポート参加者は¥2,000)
学生 ¥2,500

以上、お問い合わせは、 
尼ケ坂サロン info@amagasaka.comまで、宜しくお願いします。





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Design x Science Meeting "Earth : Materials for Design"


2010. 19 May 〜 2010.7 June    :  Miraican
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Tokyo Appartment

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広島を巡って. 2
 
今回の広島イベントでは、オリンピック、あるいは未来は建築家やデザイナー、スポーツ選手だけのものではない、という考えからプレイベントとしてはゲストに初めて、建築やデザイン関係者以外の方を招いた。
お招きした4名のゲストは、今月開校のひろしまジン大学学長をつとめる平尾順平氏。CENTROというweb magazineを運営し、ミュージシャンでもある水木智英氏。広島FM広報の山本香織さん。そして広島出身の建築家、谷尻誠氏。

みなさん広島出身、広島を舞台に積極的にコトをおこそうとしている方ばかりなので、広島の街としての現状を見据えながら、それぞれの立場から、自身の活動、そしてそれをHODCの活動に結びつけて実感をこめて語っていただくことができた。

平尾氏は広島がもつ街としての魅力を市民が理解してこその広島の発展を、広島がもつ地域性の豊かさ、そこにある可能性を自身の活動に結びつけて伝えることを、開校間近のひろしまジン大学で目指すことをプレゼン。

水木さんはミュージシャンということもあり、軽妙な語り口で会場を盛り上げていただいた。最近お子さんが生まれたこともあり、いま以上に間口の広いコミュニティ豊かな街に広島をしていきたい、そんな思いが熱く語られていたように思う。

山本さんは子どものころ、1994年に広島で開催されたアジア競技大会の際に、山を切り崩し造成しつくられた選手宿泊施設が、広島の街や人びとから断絶したかたちで「選手村」とひとくくりにされることに違和感を感じたという。
感情や物資面を含め、広島の街全体が人としての思いやりをもって世界中の人びとを迎え入れる気持ちがもてるようになれれば、官民一体となったヒロシマのオリンピック開催も良い方向に進むのではない、というようなコメントをいただいた。







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広島をめぐって. 1
 
6月6日に開催のHODC第三回プレイベントが先頃広島で行われた。同じく2月広島で開催した第一回プレイベントはHODCの実行委員メンバー佐々木、小川、木原、門脇、加藤に、シャレット当日にもご提案いただく広島出身の建築家谷尻誠氏を迎えて、広島の都市としての魅力と、地方都市で開催のオリンピックに関して、地元で暮らす人びとのコンセンサスを模索しつつ、それらが前向きに検討された。
今月17日の東京プレイベントは、シャレットでのデザイン提案予定者の皆さんのなかからアラキ+ササキアーキテクツの荒木源希氏、伊藤暁建築設計事務所の伊藤 暁氏、スキーマ建築計画の長坂常氏、中村竜治建築設計事務所の中村竜治氏、成瀬・猪熊建築設計事務所の猪熊純氏成瀬友梨氏、馬場兼伸氏、黒川泰孝氏、ユニティデザイン雨宮知彦氏を迎えおこなわれた。
実行委員から、百メートル道路と丹下軸という2つの都市軸を巡って、そして広島の都市としての可能性、近代以降のオリンピックについて、6月6日のシャレット要項などがプレゼンテーション。後半はゲストの皆様方を交えてブレスト形式での議論を行い、各々の提案者が実際のシャレット当日にどのような提案をしてみたいかなどが、来場者を前に公開で議論された。

シャレット事前公開イベントとしては最後となる今回の広島イベントでは、HODCが昨年末発足し現在にいたるまでどのような経緯で、どんな趣旨をもっと組織され、そして運営されてきたのかが、これまで2回のプレイベントでの内容を総括するような形で来場者の前で発表された。
発足当時はHODCの趣旨は2020年のヒロシマオリンピックにむけた、オリンピック招致にむけた応援活動、それにともないオリンピックで使用される施設やモニュメントの具体的な提案、という点が主眼におかれていた。
だが、毎週もしくは隔週で繰り返し行ってきた実行委員による議論のなかで、もっと広い意味で建築やデザインの魅力や潜在能力を社会に伝えていく方法が模索され、シャレット自体のあり方が2020年とオリンピックを軸にしながらも、よりデザインの本質にちかい、10年後の暮らしや、都市の可能性、特に、地方都市の可能性を提案、議論する場としてHODCの活動を位置づけする方向に、ゆるやかながらシフトしていったように思う。

そのように考えが移行していった背景には、近代以降のオリンピックが政治目的に利用され、平和の祭典として側面が希薄になってきたこと。そして、現代のオリンピックが商業主義や都市の再開発の問題に終始するあまり、モントリオール以降回避がはかられたものの、オリンピック招致および開催において過剰投資が前提されることへの懐疑があったように思う。
それが建築家やデザイナー、しいては一般市民の都市への介入の不可能性の議論と重なり、現代のオリンピックのあり方とは異なる方法で、もっと本来的な意味での人類の平和的なスポーツの祭典としてのオリンピックや、都市への介入の仕方はないのかといったことが、プレイベントを通じて全体の問題意識として浮かび上がってきた。それは「地方都市」をキーワードに浮かび上がらせながら、オリンピック、2020年について、繰り返し議論してきたことによって自然に導かれてきたのだと個人的には思っている。













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今日の本棚


「愛の小さな歴史」港千尋、「TOKYO BY TOKYO」CLASKA、「彼女のいる背表紙」堀江敏幸、「空間の響き/響きの空間」アトリエ・ワン、「Super Normal」、「地域社会圏モデル」。
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