「TOKYO BEYOND HIROSHIMA」。おかげさまで満員御礼、予想以上に多くの皆さまにご来場いただきました。どうもありがとうございました。席数の関係もあり立ったままで2時間近く聴いていただいた方も多く、感謝とともに申し訳ない気持ちでいます。
-都市の再考、そして地域性を越えて-
東京と広島に生まれた3人がそれぞれのルーツを語りながら、なぜ東京なのか?なぜ広島なのか?自分たちの生まれた街、そしてそこにある風景、自分たちの生業、短い時間でしたが今僕らが考えていることの一端を皆さんにお話できたのではないかと思っています。
「 地域性」という、それぞれの地域に固有の問題であり、普遍的な事柄を主題にしながら、何度も個人性と普遍性のあいだをいったりきたりしつつも、真剣にいろいろなことを考えることが出来た僕ら三人にとっても有意義な時間になりました。
主題である「地域性」の問題を、どれだけ浮きぼりにすることが出来たのかは聴いていただいていた皆さんの判断に委ねさせていただくとして、個人的には、東京から広島を考えるときの重要な主題である原爆について、「ほかならぬ広島の人だからこそ語りうる、固有の言葉があるのではないか?」という会場の皆さんへの問いかけに対し、シンポジウム中、あるいはアフターパーティーの際に若い皆さんの率直な考えを聞くことができ、原爆という普遍的な問題でありながら言葉にしづらい事柄について、同じ方向を向きながら考えることができたことが、個人的には大きな収穫になりました。
このシンポジウムが自分たちが暮らす「愛しい場所」について、いまふたたび考えるきっかけになればと願ってやみません。
シンポジウム後のアフターパーティではほとんどの参加者の方々に最後まで残っていただき、予定時間をオーバーする23時半までおいしいフードとドリンクで盛り上がりました。 広島の皆さん、島根や山口から来ていただいた方、会場となった並木Lougeの土井さん、そして東京からわざわざシンポジウムを聴きにきてくれたSABさん、どうもありがとうございました。
次回は来春を予定しています。今後ともみなさんどうぞよろしくお願いいたします。
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