FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

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Showing your hands.
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秋のデザインウィークの最終日は、時おり雨の降るあいにくの空模様だったが、夜の代官山蔦屋でのオリンピックトーク総集編まで、青山エリアを中心にいくつかの展示会などをみてまわることができた。

カリモク家具による「KARIMOKU NEW STANDARD」は、これまでも同ラインから作品を発表してきた、スイスを拠点に活動する3人組のデザイングループBIG-GAMEのダイニングテーブルなどが新たに加わり、コレクションのラインナップの幅が広がった。老舗木工家具メーカーらしい、木の風合いをデザインを活かしたテーブルは、カラフルな椅子やテーブルウェアとの相性も良さそうだった。
デンマークの人気家具レーベル「HAY」は、ブルレック兄弟やシュテファン・ディーツなど海外の人気デザイナーを起用した新作を発表。ヨーロッパでの勢いとグローバルな人気の高さをうかがわせた。現在のカラーのトレンドでもあるモノトーンとカラフルを上手にミックスしながら、木であってもスチールであっても、素材の持ち味を活かしたデザイン。そのどれもが戦後のジャパニーズモダンデザインのお手本となった北欧の上質な日用品として着地させていてさすがだ。
さらにイギリス人デザイナーのセバスチャン・ロングがディレクションし、今年の秋にデビューコレクションを発表した「WRONG FOR HAY」からは、鮮やかな色合いのテキスタイルを使用した作品を発表。'80sの伝説のデザインレーベル”メンフィス”のメンバーでもあったナタリー・ドゥ・パスクエがデザインしたファブリックを用いたクッションなど、布ものが目を引いた。
この秋デビューしたエキシビション・フォーマット「SHOW CASE」はデザインと工芸、アートによるエキシビションを開催。8組の作家によるスノッブなコレクションを発表した。エキシビションとそこへの出展作品を出展作家によるトークで深める手法は、大阪のデザインイベント、デザインイーストの成果を想像させる。出展作品のなかでは、ユニークなアプローチで新しい空間概念を披露した建築家中山英之の作品、デザインの啓蒙的なリサーチをコンセプチュアルな展示でチョークボードのような展示板に展開した織咲誠、enamel.のテキスタイルもみせた。少年のようなキラキラとしたまなざしをもった注目の若手プロダクトデザイナー藤城成貴は、素材の独創的な解釈で、自身の作品のモチーフを発展させた家具コレクションのプロトタイプを初披露し注目を集めていた。

今日みたもの。
KARIMOKU NEW STANDARD
HAY
SHOW CASE
DDD

 
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