FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

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MEMO.
1.
ENZO MARIのロボッツ。大好きなインダストリアルデザインです。
鉄の板を切って曲げて、くっ付けただけのデザインが、まさに古き良き工業製品の佇まいをしています。
基本は床置きですが、壁掛けにもできるようになっています。
全体が折り曲げた鉄でできていますので、本体は結構な重量があって、細長いのですが、安定感があります。

僕はこの製品を親しみを込めてロボッツと呼んでいますが、実は会社名です。ロボッツ社は'60年代にイタリアに創業した、スチール加工のアイテムを得意にしたファニチャーレーベル。
ロボッツの製品で有名なのは、同じイタリアのデザイナー、ブルーノ・ムナーリが'70年代にデザインした子供用のベッドにもなるオールマイティなユニット"ABITACOLO"(恵比寿西のSOMEWHEREでみることができます)は、今でも僕のあこがれのデザインです。

スチール製のデザインアイテムは、木製の家具の人気が高い日本ではどうしても暖かみに欠けるのか、あまり人気がないのですが、木製の家具や、ガラスのオブジェクトとも相性が良いのでおすすめです。
スチール製のデザインといえば、このマーリのほかにも、ドイツ人デザイナー・コンスタンティン・グルチッチのアイテムに優れたものが多くあります。そのグルチッチのプライベートコレクション<CRAFT REAL : We like Grcic!>が月末から東京のショップElephant*であるのですが、今からとても楽しみです。

マーリのデザインは、ほかにはダネーゼのアシュトレイと、ボックスチェアをもっています。
そちらもまた機会があればご紹介します。


2.
CRAFT REAL勝手に応援祭り。コンスタンティン・グルチッチが2004年にデザインしたLAMYのボールペン「Vivo」。
永冨さんが今朝facebookにUPしていたVivoと同じ色です。僕は数年前、友人にお土産としていただきました。bauhaus-shopの文字があるので、ドイツのbauhaus archiveにあるミュージアムショップで買っていただいたものだと思います。感謝!

ステンレススチールのシリンダーのようなボディに、拍子抜けするような蛍光カラー。確か色はほかにも、オレンジや青、黒、ボールペンのほかにシャープペンもあったような気がする。

マスプロダクトを前提につくられる工業製品であるゆえに、樹脂製のパーツをあっけらかんと採用し、各所にいかにも工業製品なギザギザを施すあたりに、グルチッチのデザイナーとしてのふところの広さを感じます。ですが、そこはグルチッチらしく、ディテールが繊細で、ペンに必要とされる最小限のパーツで構成され、加工には医療器具やフォーミュラーカーに使用される技術を採用してつくられているそうです。

そう考えると、今年パリのギャラリークレオから発表されたテーブル<CHAMPIONS>なんかにも通じるコンセプトをもったペンなのかな、とも想像したりします。CHAMPIONSは押出し成形によるアルミニュムのフレームに、バイクやFIカー競技を思わせる、グラフィカルな装飾がデザインのテーブルでした。
デザイン界きってのロック好きとしても知られるグルチッチ。
Vivoの無垢なステンレスのボディに、グラフィカルの装飾を施したらカッコいいのでは、そんなことを想像してしまいました。


CRAFT REAL : We like Grcic!
http://www.elephant-life.com/?tid=4&mode=f12
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