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今こそ本屋がすべきこととは?


先日も東京駒込光源寺境内での古本市についてお知らせしたが、本にたずさわる者が出来ること、そしてすべきことは現在多岐に渡り、むしろ可能性にみちているように思う。
駒込の古本市にしても、豊かな見識をもった一人の元編集者が立ち上げた小さな出版社の主が、手持ちの増えすぎた蔵書を譲り渡す場所としての古本市だし、その場を実現させたのもその出版社と同じ町にある小さな古書店だ。
新刊を出版することを生業にしている出版社と、人びとの手を経てめぐり巡る図書を扱う古書店。立場は違えども、本に対する、印刷、紙に対する思い入れは一般の人よりも人一倍強いはず。
そんな人たちがタッグを組み、本にまつわる「コト」を興している姿勢には、出版不況と言われている現在においても、実にたくましく心強いものを感じる。

光源寺の青空古本市「羽島書店まつり」は明後日日曜日迄、朝11時から夕方の4時迄開催中だが、もうひとつ僕の地元浅草、蔵前で小さなブックフェアが開催される。

タイトルはずばり「Book Market 2010」。主催は下町の出版社、アノニマ・スタジオだ。
アノニマ・スタジオは確か一昨年、南青山から台東区蔵前に居を移してきた生活系の出版社。料理やライフスタイルに関する書籍を出版するかたわら、「fu-chi」という不定期刊行物の出版もしている。
僕も地元の仲間を集めて不定期に開催している、もの作りをしている人びとの集まり「TFC」でお世話になっている身近な出版社だ。

今回の「Book Market 2010」は昨年に引き続き2度目となるもの。出展社はアノニマ・スタジオのほか、ミルブックス8 plusミシマ社INAX出版理論社(よりみちパン!セ編集室)医学書院筑摩書房クレヨンハウス風土社くくのち学舎古書ユニットricca、といった顔ぶれ。どれも個性的な書籍を出版、あるいは本にまつわる仕事に携わっている企業、個人出版社だ。

出版にまつわる話でとかくいい噂を聞くことがないと嘆く前に、本好きであるのなら自分に何が出来、そのためにまず何をすべきなのかを考えてみることも必要だろう。自らも少なからず出版にたずさわる一人の人間として、自戒をこめてそう思う今日この頃である。
まずは地元でおきている二つの本にまつわるイベントに足を運んでいろいろと確かめてみたいと思う。


「Book Market 2010」
2月12日から14日まで11時から18時(最終日17時)まで開催。
場所はアノニマ・スタジオ 東京都台東区蔵前2-14-14
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