FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

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ZINE'S MATEと、秋田道夫写真展のこと


ZINE(おもに自費出版のリトルプレス本)の見本市ZINE'S MATEが開催中です。
ZINEといっても単なる自費出版のリトルプレスではなく、今アートフェアの為に集められたZINEは、本展の開催概要にもあるように、「日本初の大規模なアーティストブックフェア」の名にふさわしい品揃え、国内外の170を超える出版社、ギャラリーやジンの制作者が参加しています。

今日はメイン会場になっている表参道GYREの3階にある「EYE OF GYRE」でプレヴューが行われ、そちらに出かけてみました。
もともとがあまり広くはないスペースに、それはもう入りきれないほどのお客さんが通路まで溢れていました。

僕がざっと見てまわっただけでも、日本屈指のギャラリーや、出版社の名もうかがえ、アーティスト自身がこのアートフェアの為だけに制作したスペシャルエディションを直接販売している姿を目にする事が出来ました。

今日はプレヴューにお邪魔したもうひとつの理由は、このZINE'S MATE展のプレスも担当されているS市さんに、今回のイベントのディレクターの一人である江口さんのお店「NOW IDeA by UTRECHT」で11月17日から開催が決まっている、プロダクトデザイナーの秋田道夫さんの写真展の件でご挨拶をすることでした。
秋田道夫さんの写真展では、会期初日に秋田さんとオープニングパーティーをかねてトークをさせていただきます。トークでは秋田さんと、写真について、秋田さんがデザインを手がけている信号電材社製のLED歩行者用信号機について、そして僕が思うデザインについて、デザインジャーナリズムについて、年齢がひと回り違いで干支が同じの秋田道夫さんと二人でちょっと濃い話ができればいいなあ、と思っています。

ZINE'S MATEの会期は今週末、7月12日(日)まで。
会場は表参道にあるGYRE3階「EYE OF GYRE」、そして神宮前にある「VACANT」(かってDEP'Tがあった場所です)の2会場。それ以外にも界隈のギャラリーではアーティストによるサイン会なども開催されます。

ZINEと一言でいっても二つの会場を見渡すと、ZINEの成り立ちの衝動的な部分のインディペンデントなイメージを大切にしたものから、論理的で、コンセプトの明確な作家が作るアーティストブックまで、さまざまなものが混沌と並列されているような印象をもちました。会場も表参道の高級ブティックが入居する華やかなテナントビルということもあって、パブリッッシャーの皆さんも高額な出展料を支払っての参加であったこともなんとなく想像ができます。
これは確かに日本の出版の現状を考える契機になるのではないか。だからこそ有名無名、ヘタウマの区別なく楽しめるZINEの世界を、日本人の感性で新しく新鮮に世界に伝えてくれることを僕はこのイベントに期待します。
ZINE'S MATE、ジンズメイトという名称も、日本人の僕らにはくすりと微笑んでしまうユニークなものですね。この週末、本好きは表参道周辺に集結しましょう!江口さん、大成功ですね!
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