FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

<< BUILDING K 覚書 1 | TOP | 未来の建築、建築の未来 >>
渋谷裏建築探訪


スパイラルのアルテック展を見た帰りに、宮下公園の下にある駐車場を目指して友人とつれずれに歩く。久しぶりに青山から渋谷に抜ける「こどもの城」の裏手あたりから明治通りまで裏道を選んで歩いてみた。そこでまず目にしたのが青木淳さんの「青山プロジェクト」という複合オフィスビルディング。
目にもまぶしい白の外壁は、鋭角なところのまるでないのっぺりとしたもの。その白い壁自体が免震構造をもち、内部は柱のない自由度の高い空間が確保されているという。

この建物は写真では以前に見たことがあったが、実際に見てみると本当に美しい。
渋谷の雑踏からのがれ、裏手にあるせいかあまり話題になっていなような気もするが、もしこれが246沿いに建っていたのなら、さぞかし話題の建物になるだろう。それくらい僕にとってはインパクトのある建築だった。この建築において高層ビルは真にモダニズム建築の呪縛から逃れることができたのではないか。不規則に穿たれた窓とシームレスな外壁を下から見上げながら僕はそう思ったりした。

明治通りにむかってゆるやかな坂道を下っていく途中にも、新旧さまざまの意匠に特徴をもった建物に出会うことが出来る。
中層・高層の集合住宅。特徴的なファサードをもったマンション。新築の分譲マンション。昭和の時代に建てられた豪華な前庭をもつマンション。
青山と渋谷というふたつの大きな街にはさまれていながら、静かなたたずまいの残る東京の裏道。
このあたりは近頃の建築MAPには載っていない、最新建築探訪には外せないエリアだろう。

Architecture | permalink | comments(0) | -
comment