FORM_Story of design(... Kato Takashi weblog)

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彼女が提案するケータリングのシステムは合理的で美しく一見して無駄がない。砂糖菓子で出来たトレイやスプーンはそれをそのまま食べつくしてしまう、という廃棄物を一切出さないというコンセプトをもつ環境に配慮したデザイン。それは「現実に使用可能なプロダクトのために技術を使わなければ意味がない」、というマライエの理念を反映させている。

コンパクトにまとめられた食空間のデザインは食をインテリアの一部と捉え、食べるという破壊行為を伴う建設的な運動を、人間の活動のサイクルの不確定さになぞらえているようにみえる。
2004年には今までの彼女の活動を具現化するものとして、Piet HekkerとともにレストランProefをロッテルダムにオープン。
プルーフの概念はレストランであると同時に食との関わりを研究する為のデザインスタジオというものである。2006年にはプルーフアムステルダムを市内郊外にオープンさせ、自身の創作活動の拠点を構えた。そこではウイークエンドのレストランとしての機能とともにフードデザインをレクチャーするという啓蒙機関としての顔ももつ。
アムステルダムでも昨今話題のエリア、ウェステルガスファブリークにオープンしたプルーフアムステルダムは土日限定ながらマライエのFOODの世界が堪能できるレストランとして早くも話題だ。マライエのオフィス兼アトリエでもあるプルーフアムステルダムはロッテルダムにあるプルーフとは異なる世界観が味わえるとあって業界はもとより、お洒落に敏感な若者やこの街を訪れるあらゆる世代の人々に支持されているようだ。

ウェステルガスファブリークはアムステルダム郊外に19世紀に建てられたガス製造工場があった地区。廃墟のようになっていたその場所が2003年、赤レンガの建物を残しつつ再開発された。ガス工場跡地の巨大な敷地を含む周辺地域はギャラリーやカフェレストラン、ミュージアムや映画館などに生まれ変わった。文化を発信する施設としての役割を担い、ショッピングモールもある話題のスポットとなっている。10年間掛けて開発されたというこの地域は、さしずめ日本では同じく古い赤レンガの建物の残る横浜にあるみなとみらい地区といったところだろうか。



http://www.proefrotterdam.nl/
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